初めてでも高く売るんだ!という意欲ある方の期待に応えます!
マイホーム売却プランナーの関谷健です。
さて今回は、ポストに入っているチラシについてお話します。
毎日のように不動産関係のチラシが入っていますが、そのチラシを代表する某S社のチラシについてお話します。
いきなりですが、あのチラシの内容は、ウソ(だと思う)です。
都市圏の方はよく見ると思いますが、次のような内容が書かれたチラシです。
「〇〇地域のマンション」を、
次の「大きさ」と「予算」で探しています。
「50〜60m2 2LDK」 予算7000万円
「80〜100m2 3LDK」 予算1億2000万円
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こんな条件で物件を探している(具体的な)お客様います!という内容が、3~4項目書いてあります。ほぼ全てが、相場よりかなり高い価格で書いてあります。
しかも最近は進化しており、「浜町3丁目のマンションの方へ」とか「ABCマンション浜町の居住者様へ」など、マンションを特定させて、具体的に攻めています。
このチラシについて、あなたはどう思いますか。
言われなくても、誇大広告と分かっている読者の方もいると思いますし、逆に「ウソでもいい。これも縁だから、もしかしたら本当にいるかもしれない」と思う人もいると思います。
そこで!!!
この広告に対する対応方法を今回は、お伝えします。
目次
気にせず、S社以外の他社で進める
チラシを無視するのではなく、あまり信用していない前提のスタンスです。
S社でない他の会社(2社くらい)で査定して金額を確認します。2社の査定額が、S社に近ければ、きっかけをくれたS社も検討するという方法です。
あまりにもS社のチラシに載っていた金額と他社の査定額が違っていたら、オトリ広告と思っていいでしょう。S社に連絡しなくてよかった、信用しなくてよかった、となります。
他社で「S社のチラシに書かれた金額」で売り出しをする
他社の査定額が「S社のチラシの内容より低い」のは、オトリ広告かもしれないので当然ですが、S社に本当に買いたいお客様がいるかもしれません。
S社の価格がどうしても気になるのなら、他社で販売を依頼する際に、2週間だけ「チラシに載っていた金額」で販売してもらいましょう。
2週間あれば、レインズを通じてS社にも届きます。S社に情報が届けば、チラシのお客様も伝えてくれるはずです。
念のため、売却を依頼した担当者に、チラシをいれたS社に連絡を入れてもらいましょう。そうすれば確実にS社には伝わります。
S社に連絡してみる
どうしてもS社が気になる!
という人は、S社に電話してみないと、気持ちはスッキリしないでしょう。
聞いたことある会社ですしね….
気をつける事は「深入りさせない」事です。
仲介契約(媒介契約)を先に求められたら、注意しましょう。
なぜなら、彼らの目的は、3ヶ月間の専任媒介をもらう事です。
つまり、売却を任させる事が目的で、その為にチラシを入れて、あなたからの連絡を待っています。
でもあなたの目的はS社に売却を依頼する事ではなく、「チラシのお客様が本当にいるか、いない」を判断する事です。
S社とは、媒介契約を締結しないで、そのチラシの買手(検討者)を案内する事だけを依頼しましょう。
そのチラシのお客様が本当にいれば、1週間以内に案内が入るはずです。
深入り(3か月の媒介契約)は、しないでくださいね。
結局チラシのお客様がいない事が分かったら、もしくは、その方が買わなかったら、特に何もS社と手続きをせずに、改めて信頼できる業者選びをスタートさせましょう。
おとり広告を、これ以上蔓延させない為には、あなたの正しい行動が必要です。
マンションにチラシが入る事を、これ以上防ぐには、あなたの正しい行動が必要です。
文責:宅地建物取引士 関谷健
マンション売却相談室/株式会社関谷健不動産販売