さて今回のテーマは、
「まだ売らないけど、今からするべき事」ベスト3+1をお伝えします!
マンションは、住み続ける時代ではなくなり、
住替えをする方が増えてきました。
所有されている方は、目を通しておきましょう!
こちらのページは、住宅不動産の業界歴25年、
2000人を超える不動産売買の相談に関わり、
「自宅マンションを高く売る方法」の本を執筆をした
マンション売却の専門家である関谷健がお送りします。
目次
写真を撮っておく
ネットで物件を探す時代。
写真は重要な販売ツールですよね?
1位でお伝えしたい事は
「1年の四季、24時間を通じて、
あなたの住まいの良い部分を
写真に撮っておきましょう。」
という事です。
つまり、いいなぁ…と思ったら、
携帯でもよいので、写真に収めてください。
何故か。
あなたが期待している販売方法と
業界の実態に、
大きなギャップがあるからなんです…。
新築分譲住宅や、建築雑誌のように、
素敵な写真を、ネットや販売図面に
掲載して欲しいものですが、
中古住宅の販売で、
プロのカメラマンに依頼する会社は
残念ながらありません。
スーモ等の中古物件サイトを見ていただければわかりますが、素人の写真が掲載されています。
つまり!不動産屋さんが撮影して掲載するのが実態です。
不動産さんですよ?
撮影が…
私のように撮影が上手(笑)な営業ならよいですが、通常は不動産屋はセンスのない撮影ど素人です。
では、そのような中で、
あなたの物件をどのようにアピール
すればよかというと、
あなた自身も頑張るしかないのです!
でも、これを前もって知っておけば、
近隣の他物件とは
一味違うアピールが出来る方法ができるのです!
今から始める事で!
あなたの物件の良い所を
四季、24時間を通じて写真に撮っておきましょう。
例えば、桜の花が綺麗に見えるのに販売時期は「秋」の時もあります。
桜の写真をとっておき、買い手様に見れば「いいね!」が増します。
冬の日差しが、お部屋の奥まで差し込むのに、
営業マンが撮影をしに来た時は曇り。
そんな時は、あなたが撮影した
写真が利用でき「いいね!」がアップ!
また、買い手のお客様が内覧した日が
雨だったら、その写真をみせれば伝わります。
一番やって欲しい事は、
眺望写真と周辺環境、の写真。
一年を通じて、鱗雲、入道雲、鰯雲、
富士山が見えれば、撮影しておき、
ネットや図面に載せてもらいましょう。
花、新緑、花火、紅葉、霧、雪。
朝日、夕日、月など
あなたの家の「いいね!」を
今から撮影しておき、
いざ売却!の時に、不動産屋さんに
渡して、使ってもらいましょう。
きっと、よい付加価値ができますよ!
よい所を記録しておく
普段の家の「いいね!」をメモしておきましょう!
平行して写真を撮ってもいいかもしれません。
家の中、家の外、なんでも構いません。
いざ売るときには、その「いいね」を不動産屋に伝えきるのです!
そのメモで伝えた「いいね!」は、ネットや販売図面に掲載。
そして、営業マンの営業トークにも使わせます。
「子供が小さな頃も、下階の方からは、なにも言われていない」
「夏の○時になると、この窓からこの角度で朝日が差しこみ、気持ちがいい」
「〇時になると、あそこのスーパーの肉が安くなる」
「メジロが隣地の梅の木にいるのが、可愛い」
など、
住んでいるから分かる、あなたの「いいね!」は、
次買う人の「いいね!」に必ずなります。
不動産屋のチラシを見てください。
「築浅物件」「日当たり良好」「駅徒歩〇分」
「床暖房・食洗器」「室内綺麗にご利用です」。
こんな感じが多いです。
表面的な内容が一般的ですし、
こんな感じで取引された金額が「相場」だとしたら、チャンスあり、
と思いませんか。
色んな魅力をもっとアピールすることで、良さが増し、
価値が増すかもしれません。
大切な資産の魅力を最大限に伝える為に、
できる事を始めてみましょう!
フローリングに気を付ける
風呂のカビ、カルキ汚れ、キッチンの油汚れ、床や壁紙の薄汚れ、など
多くの汚れは、
プロのクリーニング業者さんに依頼すれば、
いい感じに綺麗になります。
だから、多少雑多に使っていても、水周りだけであれば、4万円前後、80㎡くらいのマンションであれば、10万円もあれば、過去の汚れは、洗い流してくれます。
が…、です。
フローリングの傷みは、そう簡単にはいきません。
また、状態が悪い場合は、200~300万円くらい減額になると思ってください。
目立つと、全体的にイメージが悪くなり、
好き嫌いでいうと「嫌い」になってしまいがち。
売れるのも、売れなくなってしまいます。
しかも、修繕や張り直しに、費用が掛かりますので、
予算的に厳しい買い手様ですと、値引きして売るか、そもそも諦めてしまって、相談もしないで、買わない場合もあります。
さらに、気を付けておかないと、いつの間にか
普段の生活では、広い範囲で傷がついてしまいます。
今から気を付けてみましょう。
椅子の足に、フェルトとイス用の靴下で、
ダブルで防御がお勧めです。
出来ればテーブルの脚にも付けておきましょう。
その他 +α
あなたのポストに、チラシを投函する
マナーもモラルもない不動産会社があります。
(そんな会社に売却なんて依頼してはいけませんよ。笑)
時々、そのチラシで、自分のマンションの売却情報が入っている場合があります。
それ、保管しておきましょう。
いざ売却査定をする時の参考になりますし、査定を依頼した不動産屋に見せておきましょう。
先日築40年のマンションの査定で、過去に取引された物件情報を集めていたのですが、調べても出てこない未公開の情報(チラシ)をお客様が保管していたました。それが驚くほど高い価格で、実際にその価格から少しだけ下がって取引した情報が入りました。参考になる時がくるかもしれません。自分のマンションの売却チラシは今のうちから保管しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
写真・メモ・床の3点セットに注意してみましょう。
営業マンもあなただけの物件を販売している訳ではありません。
大手なら平行して1人で10件は受け持っているもの。気持ちは10分の1と言っても過言ではありません。
あなたが、撮影した写真。
あなたが、考えたメリット。
営業マンに頼れるところは頼りながら、
しっかりと、あなたができることを実践してきましょう。
こちらのページは、住宅不動産の業界歴25年、
2000人を超える不動産売買の相談に関わり、
「自宅マンションを高く売る方法」の本を執筆をした
マンション売却の専門家である関谷健がお送りしました。
文責:宅地建物取引士 関谷健