最近は、耳にする人も多くなり、売却する人も購入する人にとっても重要なレインズについてお伝えします。
こちらのページは、住宅不動産の業界歴25年、
2000人を超える不動産売買の相談に関わり、
「自宅マンションを高く売る方法」の本を執筆をした
マンション売却の専門家である関谷健がお送りします!
目次
レインズとは
レインズ(REINS/不動産流通機構)とは、不動産取引の透明性と、適正・円滑・迅速な取引を図る為、不動産会社(宅建業者)が不動産情報を広く交換し、契約の相手方を迅速に見つけるためのコンピュータ・ネットワーク・システムのこと。
レインズは、Real Estate InformationNetwork Systemの略称。です(スーモ辞典を抜粋)。
解説します。
運営は国土交通省。レインズを簡単に言うと、不動産業者間のネット情報です。不動産屋さんしか見られないネット情報です。
その目的は「不動産情報を広く交換し、契約の相手方を迅速に見つけるため」です。
あなたが売却主であれば、あなたの家を、
広く情報を公開して、契約の相手方を迅速に見つけて欲しくありませんか?
レインズを使って欲しいですよね!
だから、その為のシステムを国がつくったのです!もちろん逆の買主にとっても広く情報が手に入るので、売手・買手の双方にメリットがあります。
あなた(売主にとって)良いシステムです。
だから、
売却を依頼された不動産業者は、法律で「レインズに情報を載せなければならない!」となっております。法律で決められている為、強制的に情報が載っているので、情報が豊富。
不動産屋には、必要不可欠なインターネットサイトとなっております。
何故、レインズへの登録を法律で強制するのか。
何故、「レインズに物件を載せろ」と、国は強制しているのでしょうか。
1つは、売主を守るため。
例えば、大きな会社と小さな会社に売却を依頼した時に、販売情報の拡散に大きな差が生まれたら消費者(あなた)にとっては痛手です。
そうならないように、レインズが生まれています。
全国の全業者が情報を知り、その情報で全国の業者が買手をみつけてくれれば、売手は情報が広がり嬉しいし、買手にも情報が集まり嬉しい。つまり、売手にとっても、買手にとっても、情報が全業者に行き渡った方がよい、という考えです。
さぁ。見えてきましたか。
あなたは、どこかの業者に売却を依頼します。その会社だけが、物件を販売すると思っていませんでしたか?
実際は、その会社だけでなく、全国の全業者の皆で販売するのです。
全業者で販売できるシステム、それが、レインズなのです!!!!
どこの会社でも集客力は変わらない?
仮にA社とB社に依頼した場合、どちらが集客力があるか。
A社で販売 → レインズ → B社を含む全業者で販売
B社で販売 → レインズ → A社を含む全業者で販売
となるので、買手にあなたの情報が行き渡る確率は、同じになります。
中小の不動産が、世にはたくさんありますよね?
これは、レインズがあるから販売ができるのです。
このシステムを利用して、小さな町の不動産会社も、全業者(東急・三井・野村・住友などを含む)に物件を売ってもらっているから販売でき、存続しているのです。
極論を言うと、どこに頼んでも、あなたの物件情報は、全国全業者へとつながり、全業者で販売してくれます。だから集客力は、理論上は同じになります。
あなたが依頼した担当営業の役割は?仕事は?
今まで「頼んだ業者が売ってる」いました。
でも、違う事が分かりましたね。実際は、「全業者で売却活動」です。では、あなたが売却を依頼した不動産会社は何をする役目があるでしょうか。
一言でいいます。
「全業者の、販売サポート」
これが、重要になります。
高く売る為に、あなたの依頼した不動産業者に期待すべき事を伝えします。
そう、全国の業者が売りやすいように全国の業者をサポートする事です。何故これに期待すべきかの具体例を言います。
どちらが、高く売れる会社か考えてください。
1、あなたが頼んだ会社(1社だけ)で販売活動しようとし、全業者への「協力・サポート」をおろそかにする会社。
2、あなたが頼んだ会社が、レインズに掲載し、三井リハウス・東急リバブル・住友不動産販売・野村の仲介・三菱不動産販売・センチュリー21系列・ピタットハウス系列・イエステーション系列・長谷工の仲介・大京穴吹不動産など、全業者と「協力・サポート」しながら、一緒に販売活動しようとする会社。
どちらが良さそうですかーーー!
どちらが高く売れそうですか?
そうです。後者の2番ですよね!
レインズは、この全不動産会社が販売活動をする体制を可能にしますので、活かさなければいけません。ですから、レインズを100%活かす販売活動には、あなたが依頼した不動産会社が、「サポートをしっかり実施するか」が重要になってきます。
繰り返しますが、売業者の役割は、全業者のサポートです!
具体的に、何をする事が、サポートにつながるのでしょうか。
あなたは、何をチェックしたり、不動産屋に何を要望したらよいのか?
これは、また別の記事でお伝えしますね!
こちらのページは、住宅不動産の業界歴25年、
2000人を超える不動産売買の相談に関わり、
「自宅マンションを高く売る方法」の本を執筆をした
マンション売却の専門家である関谷健がお送りしました。
文責:宅地建物取引士 関谷健